「廃墟と化した呪われし町」
戻りたいときは「戻る」

プロローグ
皆は好奇心に勝った事はあるかな?俺は1度だけそれに負けてよ。
だから、あんな事になったんだろうな。これから話すことは、俺がまだ、18歳のガキの頃の出来事だ。今からその話をしようと思う。


序章
あれは大学1年の春、俺を含めた6人の友達(名前は、佑介〈ゆうすけ〉・俺、幸子〈こうこ〉・幼馴染、総汰〈ゆうた〉・親友、科宵〈かよい〉・幸子の友達、蓮次〈れんじ〉・悪友、綾孤〈りょうこ〉・ 俺の姉)で湖と桜の綺麗な所に遊びに行った帰りに噂になった町の横を通る時、蓮次が突然「なーなー、ここを真っすぐ行った所に噂になった、あの呪われた町があるんじゃないか?」あいつがそう言った時、俺は、言い知れない胸騒ぎがあった。もしかしたら、ここから悲劇が始まったのかもしれない。


第1章「佑介の過去」
1週間前に遡る。俺の家は代々伝わる天照大神(アマテラスオオミカミ)の加護をを受ける巫女の家である。俺は天神 佑介(てんじんゆうすけ)だ。
俺の家族は、1つ上の綾孤姉さん凛々しいけどたまに、ドジっ子 キャラぽい所がある。それと、天照の加護を受けた現代巫女なんだ。母さん(碑澪〈ヒミオ〉)は、対魔巫女で、1・2ヶ月前ニュースになった廃墟化した町に行ったきり帰ってこないままだ。父さん(須佐蛇〈スサタ〉)は、エクソシストで今は専業主夫をやりながら朝と昼は掛け持ちのバイトをし、夜は妖魔退治に行っている。なぜ俺が天照と魔王の転生である理由(わけ)は、俺が小学校2年の時、その日父さんと母さんはかなり邪悪な妖魔を何とかするために3日家を出ていて、俺 は綾孤姉さんと一緒に家で留守番をしていた。3日目の夜、父さんと母さんが傷だらけの状態で家に帰ってきた。「綾孤、すぐに家の鍵を閉めて結界の準備をして!!」綾孤 姉さんは頷き、すぐに鍵を閉め結界の準備に取り掛かった。父さんは「佑介、おまえは私と母さんのそばを離れるんじゃないぞ。いいな」そう言って俺をおんぶし結界 を張り始めた。その時の俺はまだ自分の霊力に目覚めていなかったからだ。すぐに3人は、結界の呪文を読み始めた。「よし、結界を張れた」2分で結界を2,3重に張り巡らた。「フッハッハッハ、そんなちんけな結界で我を凌ぐつもりか?」突然、玄関から不気味な声が聞こえてきた。「「「っく!!!」」」3人とも苦しみ始めた。「さすがに、サタンには敵わないわね」母さんがそう言いながら苦笑いをすると「いいや、ここで負けたらさらに被害を広めてしまう。」「えっええええ、母さん父さん、サタンって昔確か、世界を破滅寸前に追いやったっていう四天王サタンの事よね」すると父さんと母さんが「その通りだ!!」「昔、四天王は世界を滅亡に追い遣った寸前で、天照様とその巫女によって浄化された。けども、そのうちの1体は浄化に逃れてどこかに消えてしまったそうよ。」するとサタンは「ハッハッハ!、その通りだ!!我は逃れそして、長い年月を経て、深い海底で力を蓄えていたがある時、他のサタンの力を宿した者が3人この世に現れたのだ。」それを聞いた父さんと母さんが「それはどういう事だ。サタン!!」「通りで、アナタの力と能力が、変わっていたのね」するとサタンが「そうだ、我〈ゼルベブブ〉は他のサタン〈エンペラー、ルシファー、デーモン〉を食らってやったのだ。」それを聞いて父さんが「ん?だとしたらおかしいぞサタン!!お前の力はこんなものではないはずだ。」サタンも不思議そうに「お前のいう通りなのだよ。確かに我は他の者たちを裏切り、その力を手にしたがその力があまりにも弱すぎるのだ。」サタンは俺を見るや不気味な笑みを浮かべた。「まさか、貴様らの子がその力を持っているとな!」俺を見て今にも食ったかかりそうな勢いだった。父さんと母さんは、サタンが何をしようか分かったのか「「佑介!!すぐに逃げなさい」」父さん達は結界を維持しな がら 式神を出し結界を後にし、家の裏側に俺をつれ逃げ出した。しかし、次の瞬間、父さん達の足が無くなっていた。「「「うっぎゃああああああああ!!!!!」」」父さん達は倒れあまりの苦痛に悲鳴を上げた。「フッハッハッハ、なかなか心地よい音楽を流すではないか」サタンは嬉しそうにいいさらに無言で手にも槍らしき物を突き付け、父さん達はさらに苦しみ始めた。俺は絶望し意識を失いそして、俺の中で何かが起きた。

第2章「覚醒?」
“佑介”
「ここは?」俺はいつの間にか知らない空間にいた。「ここはあなたの心の中よ」すると後ろから声が聞こえたので、振り返るとそこには1人の女性が立っていた。「初めまして佑介、私は天照大神といいます」「天照大神?って確か神様の中で1番に等しい神様だよね?」俺がそういうと女性はおかしそうに「まぁ、間違ってはいないわね」といって微笑んだ。「あれ、でも何で神様が俺の中にいるの?」俺がそういうと神様は悲しそうに「神とて不死身では在りません。私たちは確かにあなた方と違って1000倍位は生きているだけです。」悲しそうな顔で自分の手を見た。「だとしても、何で俺の中に?」そう質問すると、神様は顔を少し赤くしてから「それは、あなたが私の転生者だからよ」それを聞き俺はびっくりした。「え、ええええーーーーーーー!!!!」「俺が神様の生まれ変わり?」「そう、あなたは誰よりも聡明で優しい心の持ち主だからです。」「俺が?」「そうです、今あなたは、自分の親を目の前で殺され掛けているのに
USBメモリー全く憎しみを感じていないからよ」「あっ、確かサタンがさっき、奇妙なことを言っていましたよ?俺の中にあいつと同じ力があるって言ってましたけどどういうことですか?」すると神様が「わ、私の呼び方神様じゃなくて、天照でいいわ よ。それと、悪魔が言った通りあなたの中には、エンペラーとルシファーの意識と力が眠っているわ」「おいおい、俺はもう起きているで」突然2人目のの声が聞こえてきた。隣を見るとさっきのサタンに似て違う髪の色をしていた美 形の男性が立っていた「ようー、坊主俺はエンペラーと、ルシファーが融合して誕生した。名は、エンファーでいいよ。よろしくな」「うん、よろしくお願いしま…あれ今、融合って言いませんでしたか。それに、天照様にも聞きたいことがあるんですけどっ」最後までいおうとした時、急に空間が揺れ始めた。「あの野郎~!?!!」「佑介そのことは、後であなたの家族と共に話します。今はあれを何とかしましょう」「はい、でも俺には力が」するとエンファーさんが「あー、今回は、俺が何とかしてやる よ。その代わりに少しこ の 身体を借りるぞ」「はい、いいですけど俺のことも名前で呼んでくださいね」「っ、フッハッハッハいいとも佑介。じゃ俺のことも呼び捨てにしてくれ」「はい」そういってエンファーは姿を消した「それじゃ、佑介あなたは私と一緒にここでおとなしくなっていましょうか」すると空間の中に映像が流れ始めた。
“エンファー”
「よー、ベルゼブブ久しいな」俺がそういうと「貴様はルシファーなのか?いや、違うこの力はエンペラーの物も感じられる」「まあぁ、間違えちゃいないわな今の俺は、貴様に襲われて力を半分以下、奪われたルシファーとエンペラーが偶然ににも近くにいたんでなすぐにお互いに近づき少し話しあった結果融合することにしたんだよそれで俺、エンファーが誕生したんだがそれでも、魔力の塊に等しい状態ではこの世界に居るには色々きついからな。丁度近くにいた者に寄生しては別の者に寄生しての生活だっだが、2年前の夏、俺は偶然にもこの身体の主と出会ったんだ。一目見た瞬間に感じたよ。こいつには天照大神と同じ物を持っているとな」俺が不適に笑うと後ろから「どういう事だ!!おまえ、佑介に何をした」その声は佑介の父親だった。「どうゆうことも何も、コイツの体にお世話になっている者だよ。まぁ、俺以外にも居るようだがな」とその時{エンファー、その事について後でもいいかな?父さんたちに今の状況を少し説明するから代わって}頭の中に佑介の声が響いてきた「分かった。でも変わる必要はない、今の俺たちならこんなことも出来るからな」俺は手の中に魔力と佑介の霊力そしてあいつの神力を集め、人間に近い人形を作りそこに俺たちの意識を同調させた「どうだ佑介、喋れるか?」すると人形が突然、動き出し佑介の声が聞こえてきた「うん。でもどうやったの?」俺は簡単に説明した「まぁ、簡単に言うと俺達の力で人形を作りそれに俺達の意識をシンクロ出来るようにパスを作ったんだ」「いつまで我を忘れている!エン何とかという奴!!」突然、怒鳴り声がするので野郎に顔を向け「あーはいはい、今相手にしてやるから少し待ってろ!!!裏切り者が!!!!!」俺が奴よりさらに大きな声で怒鳴った事で奴は、吹き飛んで木に強く打つかって跪(ひざまず)き「っぐ!?」少し呻き声を上げて意識が朦朧としたようだ。「うし、佑介今のうちに」俺はそう言いながら佑介の家族の足に魔力を送り痛みを引かせ足を作った「どういうつもりだ!サタン」「勘違いするなよ。これは佑介のためだ!俺的には、お前達なんてどうなってもいいだよ!」すると佑介が「うん、ありがとう。でも、
エンファーそ んな言い方はないよ?」佑介が俺の肩で、説教を始めようとしていたので俺は「あーもう、悪かったな。でも、これが俺の性格なんだから仕方ないだろう。それに、あちらもそろそろ起きそうだしな。ほら、これで、足は動く筈だ。」俺はこいつらの血と痛みを止め空想の足を作り野郎の方を向き「佑介、早くそいつらと一緒に家の方に入ってろ」佑介が「うん。エンファーは、どうするの?」俺の肩から自分の親の方に行きながら聞いてきたので「俺は野郎と一緒に空に行って積もる話でもしながら、奴を完全に消滅させる。それから、お前の家とその周辺を俺の魔力と能力で結界を張っておくから、被害はない筈だ」俺は野郎に、一気に近づき手首を掴み上空に向かって力いっぱい投げって一緒に空に飛んでいった。ある程度の高さに行った処で街に向かって少しの魔力に能力をつぎ込んで打ち出した。それは一気に街に広がり結界となった。「よし、これで大丈夫だろう。おい、ベルゼブブいい加減に起きろ」俺はそう言いながら野郎の腹を思いっきり蹴ってやった「ぐっ、そうゆう所は、エンペラーにそっくりだな」野郎は痛みながら苦笑いをした「最後に聞かせろ!!なぜ、転生し目覚めてもいない俺を殺し力を奪った!!!」言い終わった時、野郎は、本来の姿になろうとしていた。俺は、本来の肉体を大昔に滅んでいるが、この身体でもあの姿のに成れるがそれをしてしまうと元の体には戻しにくくなる。そう、あれは最終形態でもあり、切り札なのだ。「よう、ベルゼブブその姿になろうとしていることは、本気なんだな」「本気だ。だから本来の最強の状態で貴様を倒し喰らってっっ!!?!」野郎が突然、苦しみ始めたかと思ったら体中が崩れ始めた「なぜだ!?どういうことだ!?」野郎もこのことは予想外だったらしく、俺は、野郎がなぜそうなったか直ぐ悟った。「なるほどな。お前の本来の姿になるには、体をもう少し休ませることが必要だったようだな」野郎の今の状態だったら軽く魔力の本気を出すだけでなんとかなりそうだ。俺は自分の手に魔力を集め大剣「魔皇紅剣(クリムゾン・エン・ブレイド)」を作 り出し、それを手にし野郎に突っ込んでいった。

“佑介”
「ど うゆうことも何も、コイツの体にお世話になっている者だよ。まぁ、俺以外にも居るようだがな」俺は、空間の中でその映像を見ていた。天照が「あやつは、何を言おうとしているのだ!」驚きながらそう言った。俺は「エンファー、その事について後でもいいかな?父さんたちに今の状況を少し説明するから代わって」と少し大きめの声を出した
。すると空間にエンファーの声が響いた「分かった。でも変わる 必要はない。今の俺たちならこんなことも出来るからな」エンファーは、そう言って俺たちの力を少し高めその力で人に近い人形を作りだし、「どうだ佑介、喋れるか?」すると人形の口から俺の声が出せた。「うん。でもどうやったの?」エンファーは、めんどくさそうに説明した「まぁ、簡 単に言うと俺達の力で人形を作りそれに俺達の意識をシンクロ出来るようにパスを作ったんだ」「いつまで我を忘れてい る!エン何とかという奴!!」突然、怒鳴り声が聞こえてきたのでエンファーはサタンの方に、顔を向けて「あーはいはい、今相手にしてやるから少し待ってろ!!!裏切り者が!!!!!」サタンよりさらに大きな声で怒鳴ったエンファーは、すごい顔をしていた。サタンは、吹き飛んで木に強く打つかって跪(ひざまず)き「っぐ!?」少し呻き声を上げて意識が朦朧としたようだ。エンファーがサタンの気絶を確認し「う し、佑介今のうちに」そう言いながら父さん達の足に魔力を送り痛みを引かせ空想の足を作った「どういうつもりだ!サタン」「勘違いするなよ。これは佑介のためだ! 俺的には、お前達なんてどうなってもいいだよ!」エンファーが少し怒鳴ったので俺は「うん、ありがとう。でも、エンファーそ んな言い方はないよ?」俺はエンファーの肩で、説教を始めようとしていたので、エンファーが逃げるように「あーもう、悪かったな。でも、これが俺の性格なんだから仕方ないだろう。それ に、あちらもそろそろ起きそうだしな。ほら、これで、足は動く筈だ。」エンファーは父さん達の血と痛みを止め空想の足を作り終えてサタンの方を向き「佑介、早くそいつらと一緒に家の方に 入ってろ」俺は「うん。エンファーは、どうするの?」エンファーの肩から父さん達の方に行きながら聞いてきた。「俺は野郎と一緒に空に行って積もる話でもしな がら、奴を完全に消滅させる。それから、お前の家とその周辺を俺の魔力と能力で結界を張っておくから、被害はない筈だ」エンファーはサタンに、一気に近づき手首を掴 み上空に向かって力いっぱい投げって一緒に空に飛んでいった。俺は父さんの肩に乗り「父さん達、今のうちに家の中に入ろうよ」父さん達は「あー、分かった」俺たちは家の中に入った瞬間、空から魔力の塊みたいな物が降って来たと思ったら、それは一 気に街に広がり結界となった。俺はそれを確認して父さんたちに説明をした「俺にも詳しい事は分らないけど、どうやら俺の中には魔と光の神様が居るようなんだ。だから今、上空で戦っているエンファーは味方だから大丈夫だよ。エンファーが帰ってきたら、詳しく説明してくれるらしいから」言い終わった。少しの沈黙がやってきたそれを、打破したのは父さんだった「よし!分った。佑介がそうゆうなら今はそれを信じよう」それを聞いた母さんと綾子も納得はして無さそうな表情ではあるが頷いてくれた。それから17,8分経った時、「あっ、決着がついたみたいだよ」俺がそういうと父さんと母さんは「ん、佑介そんなこともわかるのか?」「確かに佑介の言うとおり。上空でぶつかっていた。魔力の一つが消えていくわね」その時、街を覆っ ていた結界が無くなり 俺 は外に出た。それについてきた父さん達の前に、背中から黒い翼を羽ばたかせたエンファーが「ふ~、さすがに骨が折れる程の野郎だ」そう言いながら降りてきた。「エンファー、お疲れ様」俺がそういうとエンファーが申し訳なさそうな顔で「佑介、悪い。あの野郎を倒すために俺たちの体は少し、魔物に近い形に変わっちまった。申し訳ない」エンファーは本当に申し訳なさそうな顔をしていた。だから俺は「うんうん、別にいいよ。もしかしたら案外すぐに元の体に戻れるかも知れないしね」俺はそう言いながらエンファーの肩に登り意識を集中して父さん達に「父さん達、少しだけ待っていて」そう言うと父さん達は頷き俺は人形からあの空間に入っていった。

“空間”
“ふぅー”俺は空間に入り一息ついた。すると少し離れた処から、「もぅー、エンファー何やっているのですか?!本来私たちはこの身体を自分用に改造してはいけないと言いましたよね!此処に入る代わりにそうゆうルールを作りましたよね?!」「あ、あー・・・確かに約束をしたのは、覚えているよ。だから、済まないことをしたと思っている」俺は2人に会話に割り込むように「まぁまぁ、それについては今回は、仕方なかったんだから。それに僕は、見ていたから。人形の方に意識があったけどそれでも、半分くらいはここでエンファーの戦いを見ていたから」そういうと天照は「まぁ、確かにあんな状況では少しでも魔の身体に近い状態では勝てなかったからね」エンファーは「ありがとう」と言いながら頭を下げた。俺と天照は「「うんっ!」」と頷いた。俺は思い出したかのように「それよりも天照、そろそろ俺や家族に話して欲しいんだけど?なぜこうなったか?」そういうと天照は、「分かったわ。すべてを話しましょう」そう言って天照は立ち上がり意識を集中しようとしたとき、俺は慌てて止めた「あわわわ、ストップ天照ストップ。いきなり天照が現れたら、俺の家族がぴっくりするから」天照は「あ、確かに私がいきなり現れてはあなたの家族はかなり混乱するわね」俺はある提案をした「なぁエンファー。もしかして、俺の分身も作れるかな。人形見たいじゃなくて俺本体を3人にで き る?」するとエンファーが「あー・・・できる がその代り力は本来の半分しか使えなくなるが、それでもいいか?」俺は「うん。それで良いよ。後、さっきの人形も後一体用意できるかな?」そう質問するとエンファーが「あー、それなら簡単にできるぞ」俺はそれ聞いて頷いた。「よし、じゃあ俺が先に現実に戻るからそのあとにエンファー、君の力で分身を作ってそこに君と天照の意識を同調させてから。話し合いを始めよう」俺は、そう言って意識を現実に戻した。

第3話「明かされる真実」
現実に戻ると父さん達はお茶をすすりながら待っていた。俺は「父さん母さん、ただいまでいいのかな?」父さんは「うむ、それでいいと思うぞ」母さんも「えー、お帰り。それで話はついたの?」母さんがそう言うと父さんと姉さんは真剣な顔で俺を見てきた。俺は「うん。話はついたよ。エンファー、さっき言ったとおりにお願い」{あー分かった}父さん達が「佑介いったい何をするんだ?」すると突然左右に俺が現れ俺の頭に天照とエンファーの声が聞こえてきた(佑介、分身えのシンクロを終えましたよ){こちらも、終わったぜ}俺は「うん、2人とも分った。それじゃ、本来の人間ベースの姿になれるんだったらなって、その姿で現してよ」({うん、分った!!})すると左は黒く輝くだし、右は光輝き出して繭(まゆ)に包まれた。突然父さんが「なぁ、佑介これは何だ。一体これから何が始まるんだ?」母さんと姉さんも心配そうに見ていた。俺は「大丈夫だよ。父さん達。これは、あの二人がこっちに出てこれるようにする為に必要な事だから。あっ、終わったようだよ」すると2つの繭にひびが入り、左の黒い繭からは黒い翼が出てきて、右の黄色の繭からは黄金の翼が出てきた。それによって2つの繭は大きな光を発し父さん達の目を眩ませた。次に父さん達がに目を開けるとそこには黄金の気を纏った巫女服に近い服を着た髪の長い女性と暗黒の気を纏ったタキシードを着た髪が紫の男性がいた。父さん達はポカーンと口を開けたまま固まっていたが母さんが女性の方を向いて「あ、この優しい気はもしかしてあなた様は天照大神様ではないですか?」天照は「ふふ、そう ですよ。久しいですね。碑澪、あなたと会うのは30年ぶりですね」母さんは、「はい、大神様。あの頃の私は、今後ろにいる娘と同じぐらいです。しかしなぜ、あなた様が佑介の中にいるのですか?」天照は顔を少し赤くし「それは佑介が私の転生者だからです。彼が生まれる1年前に私の肉体の寿命が無くなったのです。まぁ、天界は幽体でも問題はないのですがその頃の私は地上の状態がすごく気になっていたので丁度、あなたのお腹に2人目の新しい命が宿ったのを知り、その子は、私と同じ物を内に秘めていたので、人間の魂では、その能力は危ない物なんです。ですから、私が佑介の中に入ったわけです。」母は、思い当たるふしがあったのか「あっ、もしかして、あの時感じた優しい霊気はあなた様なのですか?」俺は、「母さん、思い当たるふしがあるの?」母さんは、「ええ、あなたが生まれてくる半年前の夜に私は霊気を感じて布団から出たんだけど、邪気を感じなかったからそのまま布団に入ったの。そしたら急に金縛りにあって、お腹の上に黄色く光る玉みたいな物が現れて私のお腹の中に入っていったの。次の瞬間私の体が急に軽くなったり、痛みが和らいだ。そしてそのまま眠りに着いたのよ。その後は、体に異常はなかったから、そのまま放置していたから忘れてたわ」母さんは頬をかきながら苦笑いをした。父さんは「おいおい、おまえ何でそんな大事なことを忘れていたんだ」母さんと父さんがケンカし始めようとしたその時、エンファーが{おいおい、この邪気はベルゼブブの魔力が佑介の親の中で暴れ始まろうとしているぞ}俺は、「え、エンファーどういう事?」{あぁ、親の中に野郎の魔力の残像が少し隠れていやがった}天照が、(私が、浄化します)そう言って天照が、左手を父さんと母さに向け光の玉のような物を打ちだした。すると父さん達が光に包まれ口から青黒い煙を吐いた。それをエンファーが口を開け吸い込んだ。{これは俺の力にするけどもいいよな?佑介、天照さんよ}(ええ、いいですよ。あなたの中にある方が安全ですからね)俺は「うん、いいよ。魔の関係する事はエンファーに出るだけですから。天照は生命や光関係のことをお願いします」{(うん)}目の前で光が小さくなっていった。父さんと母さんはすっきりしたと言わんばかりに笑顔だった。
母さん