「再会」
戻りたいときは「戻る」



プロローグ
みんなは自分たちが住んでいるこの世界が2度目の世界だったらどうする。俺は少しワクワクするぜ。なんせこれから起こる日常がどんな風に変わるのか。それじゃ、始めますかな。この世界の物語を。

序章
その日俺は夢を見た。知らないはずなのにとても懐かしい夢を見た。まるで今の自分が偽りの自分じゃないかと思えるくらい、突然、頭の中から声が聞こえてきたのだ。「・・・のむ・・・やく目覚めて・・・世界のめ・・・迫って・・・だ。・・・!!!」

第1話「いつもの朝」
西暦20X年  4月10日
そ の日も空は快晴の様に清々しい青空に包ませていた。そんな朝、「晃! 起きなさーい!」と母親の声に俺はベットから飛び起き床に落ちて、起きたのだ。俺の 名前は水龍 晃て言うんだ。身長は175cmで障害者だ。といっても、右目が見えないだけなんだけでいつも眼帯を付けているんだ。そうそう、うちの家族構 造は、母さんは普通の専業主婦で父さんは世界でトップに並ぶ水流株式会社に務めている社長だ。それと1つ上のいつもドジで優しいけど怒ると怖い涼香(りょ うか)お姉ちゃん略して涼姉(りょうねえ)と、1つ下の涼姉とは違い真面目だけど人見知りで甘えん坊の妹 袖麻(しゅうま)がいる。「晃!! いつまで寝 ているの?!もう涼香と袖麻は起きてるわよ~」「分かったよ。すぐ行くから待ってて」俺はすぐに制服に着替え
、頭をかきながらリビングに行き、「母さん。声大きいよう」と言いながら席につき朝 食を食べ始めた。涼姉が、「晃、テレビつけて」「分かった」テレビをつけたら、ちょうどニュースが始まる所だった。「今日のニュースは最近、大阪府○×区で、たて つづけに起きる残虐殺人事件ですが、また新たに36番目の被害者が現れました。」「あらやだ、まだ犯人が捕まっていないの?」「晃お兄ちゃん、怖いよ~」 母さんは、“確かに、怖いわね~。”なんて言っているけど、俺にとってはどうでもよかった。「「「ごちそうさま」」」ご飯を食べ終わった俺達は、カバンと 部活道具を持って家を出て学院へ向かった。ちなみに 俺達が通っている学院は大阪府立純律学院と言うちょっと変わった学院だ。5階建ての校舎と3階建ての部活棟がある。生徒会兼風紀委員の代わりに12人のス ターガーディアンという物がある。3人のスターと2人の筆頭が居て7人の騎士がいる。学科は普通科しかないが、部活は10個以上あったような気がするな。
ちなみに俺は今年で、高等部3年になり、涼姉は大学部1年で、袖麻は高等部の2年になった。「晃、1人で何言っているの?」そして妹も、「そうですよ
お兄様、何 言っているんですか」「うん? あーわりいな。ごめんごめん」そういって俺は、2人の頭を撫でた。すると2人は、「「もう、晃(お兄様)何するの ~」」と満更でもない顔で怒ってきたのだ。「相変わらず仲の良い姉弟やなー」と後ろから声が聞こえてきたので振り返ると「3人とも、おっはよーう」「涼香 先輩、袖麻ちゃん、晃おはよう」「涼香先輩、袖麻ちゃん、晃先輩おはようございます」声をかけてきたのは隣に住む水石(すいせき)3姉妹だった。長女の活余(かつよ)姉さんは大学部1年で、性格は活発でムードメーカーだ。次女の、絵凛(えりん)は高等部3年で、性格は基本、マイペースだが学校やあまり親しくない人では凛々しいのだ、。三女の静 音(しずね)ちゃんは高等部2年で、性格は普段は静かで少し袖麻と性格が似ている所もある。「あー、三人ともおはよう。それ と、静音ちゃん。俺や涼姉の場合は別に先輩は要らないし敬語 じゃなくても いいからね」俺がそういうと涼姉も「そうよ。静音ちゃん私達の間では敬語はなしよ、だって私達は幼馴染なんだからね。」「分かった。涼香お姉ちゃん、晃兄 ちゃん」そう言って静音は照れながらも微笑んで分ってくれた。「話は、それぐらいにしてそろそろ学校にいこうで」と活余姉さんが言うと「そうそう、お姉 ちゃんがまともな事、 言っているだからさ」「おいこら、絵凛それはどうゆう事やねん」活余姉さんは少し怒りながら絵凛に問い詰めかけていた。そんなふうにやり取りしながら行き 学校に到着すると、「「「キャー、スターガーディアンの、水龍姉弟に水石3姉妹よ~!!!」」突然あっちこっちで黄色い声が飛んでくるは、「晃さま今日も 素敵ー!!」「晃さま、今日もいつもの事をやるんですか?」これがいつもの朝の定番とも言えるものなのだ。しかし、この女子どもはうるさいな~。

第2話「スターガーディアン」
さっきも説明したが
スターガーディアンというのは生 徒会兼風紀委員の代わりに12人のスターガーディアンというものがある。3人のスターと2人の筆頭が居て7人の騎士がいる。詳しく説明をすると3人のス ターは生徒会でいえは会長と副会長で、2人の筆頭は会計と書記と7人の騎士は庶務そして、風紀委員は12人全員なのだ。スターは会長の涼姉と副会長の俺と 副会長の活余姉さん、筆頭は会計の袖麻と書記の静音、騎士は庶務の絵凛を中心として集まった女子たちだが絵凛以外は幽霊部員なんだよな~、今日の朝はそれ の集まりなのだ。「君たちすまない退いてくれないかな?俺達は今からガー ディアンの集会があ るんだ」俺がそういう と周りにいた女子 はキャーキャー言いながら左右にのいてくれた。「ありがとう」そう言って部活棟に入って行った。部活棟には文化部と委員会がありスターガーディアンの部室 もそこに入っている。しかし、その部屋は他の部室とは少し違い庭がある事と普通の生徒や先生が許可なしでは入る事が出来ない。ち なみに、部屋のカギを持っているのは俺達の中で俺と活余姉と袖麻と絵凛の3人だけだ。棟の中の1番奥にあるスターガーデンに着くと「相変わらず、すごい人 気ね。晃」「唐突になに言いだすんだよ。涼姉」「でもさ晃、あんたのファンかなりいるよな」それに続くように2人の妹(袖麻と静音)が“うんうん”と頷い て、絵凛も「確かあんた1年生の終わりの時、上級生の先輩たちからたくさんの人達から校門に呼び出されて告白されていたよな」「え?!。そうなの晃?」ず ういっと顔を近ずける涼姉を見て絵凛はクスクスと笑っていた。他の3人は苦笑いしていた。「まあまあ涼姉、落ち着いて丁重にお断りしたから。それよりもよ りも早く集会を始めよう」俺がそういうと涼姉は「も う、晃それについては後でじっくり聞きますからね。」といって席に着き皆もそれにつられるように席についた。俺も席につき、涼姉じゃなくて、涼会長見て「それじゃ集会を始めます。涼会 長、指揮をお願いします。」涼会長は、頷き席を立った。「今日の議題は、新学期が始まり新入生が来ました。ですから1,2ヶ月くらい少し規則を緩めようと を持っていまずが、皆はどうでしょう」涼会長がそう言って席に座って、皆を見渡した。皆うんうん唸っていたが、活余副会長が「いいんじゃないかな?でもその代わりに風紀が悪くなったら元の規則に戻せばいいんじゃないかな?」「確 かにそれでいいかも知れません。晃副会長、どうでしょうか?これに ついて意見を聞きたいのですが」俺は席を立ち周りを見みると、全員が俺に注目していた。俺は、少し考えてから、「そうですね。俺も活余副会長の意見に賛成ですが、1つだけ付け加えるとして、規則を守ったら褒美を破ったら罰をやるっと言うのはどうでしょうか?」俺を席に着いた時すーっと書記の静音が手を挙げ「涼会長、発言よろしいですか?」涼会長は「はい、いいですよ」静音は軽く礼をして「確かに、晃副会長の意見も一理ありますが、それでは、学生が褒美のためにだけに規則を守るだけで、何のためにそれがあるか考えませんよ。それについての考えを教えてくださいませんか?」いい終わった静音は席に座り俺を見た。「ええ、いいですよ。それの説明をしょうと思っていましたから。涼会長いいですか?」涼会長のほうに顔を向けると“コクリ”と頷きそれを見た俺は席を立ち「では、今の俺が出した意見の説明をします。確かに静音の言う通りそれでは学生は、褒美のためだけに規則を守るだけですが最初はそれでいいのですよ。そして、半月位すぎた後にアンケートを出して貰います。そこに書かれている事が褒美に関する事でしたら規則を守っても褒美は無しにして、破った場合のほうはそのままにします。風紀や学生生活のことが多い場合は褒美の程度を少しづつ少なくしていきまた、半月が過ぎたぐらいにアンケートを出して貰います。その時の結果が良かった場合は褒美の程度をそのままにして罰の方の程度も少し下げて、悪かった場合は規則を元に戻して罰の方の位はそのままでいいでしょう。今度は1ヶ月過ぎた頃に最後のアンケートをとり、結果が出たら規則と褒美、罰はそのままにして、出なかったら規則と罰は元に戻して褒美は無しにします。これで俺の説明は終わります。いかがですか?皆さん」俺は席に座り皆の返答をまった。すると今まで黙っていた絵凛が「涼会長、発言よろしいですか?」涼会長が頷き「ありがとうございます。私は、晃副会長の意見に賛成です。昨年私は、独自のルートで今の風紀と規則に関しての意見を集めた処、かなりの不満があったそうです」それを聞いた涼会長は「えっうそ。誰からも苦情は受けていないわよ?」それを聞いた絵凛は「それもそのはず、誰も苦情は出していませんからね。理由は単純に涼会長にはあまり負担を掛けたくなかったそうです。そういった意味でも、晃副会長のそれは学生にとっても私たちにとっ ても良いメリットですからね」これを聞いた皆も思い当てはまる事があったのか苦笑いをしていた。涼会長が「では、これについて採用するかどうか検討したいと思います。賛成の方は手を上げて下さい。反対の方は手を上げないでください」涼会長が言い終わって席に座り“検討しましょう”すると、全員手を上げた。涼会長は「満床一致で決まりですね。では、、明日から始めてみましょう」言い終わったのを見て俺は「涼会長、今日の集会はこれで終わりでいいですか?」涼会長は頷きそれを見て「これにて、今日の集会を終えようと思いますが、皆さんもいいですか?」全員が頷き「では、集会を終わりです。お疲れさまでした」俺は一礼する、全員「「「「「お疲れさまでした」」」」」と言って一礼した。

第3話「日常」
朝の集会を終え俺は「うんじゃー、皆俺はこれから練習があるから行ってくるよ」すると涼姉が「晃、今日は晃の練習姿見たいから私も一緒に行くわ。いいよね?」それに続くように袖麻と静音が私達も付いていくと言わんばかりにものすごい視線を送って来るし、活余姉さんはクスクスと腹を抑えながら笑うし、絵凛はなんか考え事をしているような感で、突然絵凛が「よし、今日の練習は私も参加しようと思うが、晃。構わないか?」俺は、「は~、分った。全員で行くか。でも、邪魔だけはしないでくれよ?」そう言うと全員が“こくり”頷いた。俺達は部室棟のある所に向かった。そこに着くなり「「「「「「主任、今日もお勤めお疲れ様です!!」」」」」」ここは部活棟の中にある道場の1つで剣道部が使っている。そう、俺はガーディアン以外にも部活の掛け持ちをしていた。剣道部・柔道部・陸上部・料理部の
4つの部活を掛け持ちをしている。ちなみにほかのみんなも部活の掛け持ちをしているんだ。涼姉は園芸部・書道部・料理部の3つの部活をしていて、袖麻は文芸部・料理部の2つの部活をしていて、活余姉さんは女子バスケ部・女子サッカー部バレー部の3つの部活をしていて、絵凛は剣道部・料理部の2つの部活をしていて静音は料理部・文学部の2つの部活をして いるんだ。剣道部 は俺を入れて男15人、女17人の合計32人いるが、朝の練習に参加しているのは男10人、女15人で全員で25人しかいない。「皆お疲れ様、調子はどうだ?今日の朝練は俺と絵凛の模擬試合を見てもらいそれから、素振り100回と掃除かねてのモップを持って道場4,5周だが異論はないか」俺がそう言うと部員達は““はい!!””と返事をした。絵凛が「晃、野次馬が集まらないうちにやろうか」そう言いながらもうすでに木刀を片手に準備をしていた。俺は「あー、そうだな。それより絵凛、お前今更だが防具を着けなくていいのか?」絵凛は木刀を片手で振り回しながら「うん、大丈夫だ。まぁ~、他のやつとの時は、絶対に相手にはつけさせるがな」俺は苦笑いしながら「あっはっはっは、絵凛はいつもクールだな。しかし、悪いが試合だろうが、なかろうが、道場着には着替えてくれよ。それが此処のルールの1つだからな」といって絵凛に女子用の道場着を渡して手を女子更衣室の方に指した。それから8,9分たった頃に、絵凛が更衣室から出てきた。俺は「どうだ久しぶりの道場着は、きつくなっていないか?」絵凛は頬を赤染め「胸がきつくなった 」俺は苦笑いして「分った。後で涼姉に頼んでもらえよ?」それを聞いて絵凛は“こくり”と頷いた。俺と絵凛はさっそく、真剣な顔に変え「じゃ、絵凛久しぶりの決闘だ。お前がどれだけ成長したのか楽しみだ」絵凛が「もう、私はあの時の私じゃないのよ。今なら、晃にだって勝てるかもしれないわよ?」俺は木刀を強く握りしめ邪魔な感情をある程度殺して気を高めた。絵凛も木刀を握りしめ強く息を吸って色んな感情を抑え込んだ。